ある日お客様から、
「洗濯機の汚れ具合が気になるからお掃除してくれる」
と、電話があり
どのくらい使ってる洗濯機ですか~?
新品購入から2年目の洗濯機という事でした。
洗濯槽の槽洗浄機能が付いている機種ですが、
汚れ具合が気になるという事で、
パナソニック製品のNA-FA120V2を分解して洗浄しました。
2019年発売の製品なので分解は難しそうって思ったけど、
分解は意外と簡単だね!
と言っても、
素人さんが洗濯機を分解するのは大変難しいですし、
洗濯機の分解をして洗浄ってなるとそれなりの道具が必要になります。
その道具を揃える購入価格からしてみれば、お掃除業者さんを呼んだ方がお安いです。
それでも、個人で分解したいのであれば、
自己責任でお願いします。
きらりんサイトは一切責任を持ちません。
では、早速分解して洗濯機購入から2年目の汚れ具合
を検証してみましょう。
NA-FA120V2を分解する前にする事
分解する前には必ず動作確認が必要です。
異常音や、おかしな動作が無いかを知ることが大事です。
準備には洗濯機の説明書が必要です。
その説明書の項目一覧に、
「施工の仕方」
と言う、洗濯機を備え付ける際の項目があります。
洗濯機を業者さんが備え付けた際に、動作確認が必要なのでその試運転の仕方が説明書に記載されています。
この作業を必ず行ってから分解作業に取り掛かって下さい。
この上記画像の説明だとたったの5分で終わるので必ず試運転をしましょう。
この作業をしないで分解してから、「異音がする」とか「変な動作をする」とお客様に言われても
仕方のない事になりますので、
必ず試運転してから分解です。
そして、分解は自己責任です。
きらりんサイトでは一切責任を問いません。
トップカバーの分解
まずは、トップカバーを分解します。
トップカバー前方部分のシール隠した部分をマイナスドライバーでめくります。
そうすると、
赤➡の部分に隠しネジがあり、これが左右にありますのでプラスドライバーではずしましょう。
後方部分の左右にネジがあるので、外しましょう。。
トップカバーを分解する際に注意して欲しい事が2つあります。
一つ目は、青➡の部分のパーツは洗濯槽が揺れすぎた時に感知して洗濯機が停止するパーツなので、
折らない様にトップカバーを開けましょう。
二つ目は赤➡のホースが水位センサーという部品で、洗濯機の水位を調整するホースです。
このホースが外れてしまうと洗濯機の水位を調整できなくなり、
洗濯機から水が溢れ出てきます。
このホースだけは特に注意してトップカバーをゆっくり開けましょう。
このホースがトップカバーを開ける際に、ホースのアソビが無いので少し緩めないといけません。
洗濯機の裏側の鉄板部分を外しましょう。
こんな感じでくるくるっと巻き付けられてるのが水位センサーのホースです。
このホースを辿っていくと洗濯機の裏側部分で止められている箇所があります。
裏側の鉄板をはずして水位センサーホースを辿った所に赤➡のプラスチック部分が、
水位センサーと洗濯機が繋がってる部分になります。
これをラジオペンチなんかで外してアソビを作れば、トップカバーを開けやすくなります。
ちなみに危険個所の画像に黄色の➡がありますが、トップカバーを支える台になります。
自作品です。
木材とステーとスポンジを付けて作りました。
今回はトップカバーをこの様に支えました。
いろんな支え方があります。
両手で脱水層を持ち上げなくてはいけないので、この様な感じでトップカバーを支えています。
支えている道具は、つっかえ棒と荷積みベルトです。
これで脱水層を分解できる環境ができました。
脱水層の分解
そろそろ主役の脱水層を分解しますよ!
パルセーターと言われる洗濯物を回す部品の中心部の蓋をマイナスドライバーで外しましょう。
大きめのプラスドライバーで外しましょう。
パルセーターのネジを全部取り外さないで、このくらい残して指で掴んで外しましょう。
外れない場合は下記記事を参照してください。
パルセーターを外すと、ボルトがあるのでフランジナット回しと言う器具で回すと簡単にはずれます。
このフランジナット回しと言われる器具は、パナソニックさんの修理センターで働いてた人から教えて貰い
購入しました。
かなり、役に立つ道具です。
パルセーターを外した時点でこの汚れ具合だよ~
脱水層のカバーがあるのでネジが何カ所かにあります。
トップカバー取付部分は、狭いので小っちゃいラチェット式のドライバーがあると便利です。
脱水層のボルトを外して手で持ちあげても外れません。
ギヤプーラーとインパクトレンチで持ち上げるのですが、この様に改造しないと持ち上がりません。
ホームセンターで売られているステーとボルトを組み合わせました。
パナソニック製品の上位機種はこの様にギヤプーラーを改造しないと持ち上がりません。
通常のギヤプーラーだと、脱水層の下部が丸んでいるのでギヤプーラーのツメが引っ掛かりません。
なので、この様にギヤプーラーを改造して、
そのギヤプーラーの先端にインパクトレンチを使って回し脱水層を持ち上げます。
やったー!分解できたー!
さらに分解
洗濯機本体から分解した脱水層をもっと細かに分解していきます。
脱水層の上部の白いパーツのバランサーを分解します。
このバランサー内部には食塩水が入っていますので壊さないように分解しましょう。
何カ所かネジがあるので外していきます。
糸くずフィルターなどを脱水層からはずしていきます。
これで細かいパーツも分解して洗浄していきましょう!
洗浄
新品購入購入から2年目の汚れ具合です。
小型の高圧洗浄機があると簡単に汚れを水だけでもよごれを落とせます。
カビクリーナーを使うと、もっとキレイに早く汚れをおとせます。
洗濯機NA-FA120V2の分解、新品購入から2年目の汚れ具合を検証しました。
もう少しだけ洗剤の量を減らすか、水の量を増やすか、すすぎの時間を増やす事をすれば、
汚れの付き方がもう少し減ると思われます。
分解して、洗浄。
そして戻しの作業で3時間半掛りました。
組み立て後は必ず試運転をして異常が無いかを確認する事をして下さい。
まとめ
洗濯機NA-FA120V2の分解は、
意外と簡単です。
分解して洗浄、そして組み立てまで、
3時間半でした。
分解前と組み立て後には、必ず試運転をして下さい。
分解は自己責任でお願いします。
きらりんサイトでは一切責任を負いません。
今回の洗濯機の分解は簡単でしたが、素人さんが行うとなると、
それなりの道具が必要になり、それを揃えるとなると業者さんを呼んだ方が安いです。
洗濯機NA-FA120V2の分解、新品購入から2年目の汚れ具合を検証しました。
やはり脱水層から色々なパーツ部分に洗剤の残りカスが付着していました。
もう少しだけ洗剤の量を減らすか、水の量を増やすか、すすぎの時間を増やす事をすれば、
汚れの付き方がもう少し減ると思われます。
NA-FA120V2は、槽洗浄という機能が付いていますのでそれを使って脱水層をキレイにしましょう。
きらりんからメッセージ
洗濯機の脱水層の汚れって目に見えないので、とても気になる事でしょう。
水と洗剤の量が大事です。
少し「洗剤の量が少ないかなー」か、
水の量を増やすと良いでしょう。
洗剤を溶かし切る事が大事です。
糸くずフィルターもマメに清掃して、ごみをためない事も大事ですね。
洗濯機の周りや、ふたの部分にもゴミが貯まりやすいので、
特に手に取るふたの部分の凹んでいる部分、ごみが溜まっていますよ~。
洗濯機の周辺や洗濯機外部は、自分自身でお掃除ができます。
1週間に1回はチェックそしてお掃除をしましょう
それでは皆様がきらりんと輝ける1日でありますように。
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