夏と言ったらエアコンの季節。
ですが、
最近ではエアコンの性能が良くなっているので夏でも冬でも頻繁に使う事でしょう。
そのエアコンの吹き出し口から、
「変な匂いがする~」とか、
「吹き出し口を覗いてみたら汚れがビッシリついてる~」とか、
「何年もお掃除してないよのね~」とか
お掃除のお仕事をしていると、この様な声を多く耳にします。
きらりんはお掃除のお仕事しているんだよ!
今回のご依頼主様はアパートに住んでいる人からで、前の住人が住んでいた時のエアコン内部の汚れを取って欲しいとの依頼でした。
普通なら、前の住人の退去清掃の時にするべき事が、エアコンに関しては清掃業社さんが範囲外でお掃除していなかったのでしょう。
タバコのヤニ汚れがひどいエアコンです。
今住んでいる住人はタバコを吸わない50歳くらいの女性でした。
実際に
「タバコを吸いますか」
と聞いたところ、
女性は「一切タバコを吸いません」
との一言でした。
そうなんです!
タバコを吸わないのにアルミフィンと吹き出し口はヤニ汚れとカビが付着していました。
やはり前の住人のエアコンの汚れだと思われるね。
こうなって来ると、退去清掃の時に、
浴室の換気扇の内部やトイレの換気扇の内部。
ここもお掃除していないと思われます。
なぜなら目に見えない所ですから。
そしてエアコン内部となると、退去清掃の時に値段が少し高くなります。
お部屋の退去清掃の時は、エアコンの換気フィルターと外面を、さーっとお掃除する程度です。
管理人や、そのお部屋の契約内容で、清掃業者も内部清掃もしますが。
依頼を発注する管理人さんからエアコンの内部は、
「そこまでしなくていいよ」の一言。
こう言った一言をきらりんも、良く聞きます。
なので、タバコを吸っていた前の住人のエアコンの汚れも引き継ぐ事が稀にあります。
古いアパートやマンションに、これから住む人は水回りやエアコン内部の確認をしっかりして下さい。
キッチン換気扇の内部、お風呂場の換気扇内部もしっかりと目で確認して下さい。
これって、これからこのお部屋にお金を払って住む住人の重要な項目なのです。
換気扇内部ってスルーしがちで目視をしないはずです。
引っ越しして、住む際はしっかり各所の内部の汚れを確認する事をお勧めします。
では、前の住人のヤニ汚れだと思われる、パナソニックのエアコンCS-252CFを分解して洗浄しましょう。
パナソニックCS-252CFの分解手順
必ず分解前は、エアコンが正常に作動するのかの試運転を必ずして下さい。
ちなみにですが、これからの画像はお客様の承諾を得ております。
この赤○部分のネジを外しましょう。
エアコン上部にこの様なツメがあるので、マイナスドライバーでツメの部分を押してカバーを手前に引いて下さい。
左右にツメがあります。
パナソニックCS-252CFのカバーを分解する際はこの上部の左右と真ん中の爪を外しましょう。
先ほどのカバーの下の部分のネジと、カバー上部のツメを外してカバーを分解しましょう。
これだけでカバーの分解はできます。
簡単です。
パナソニックCS-252CF内部の汚れ具合
汚れ具合が気になりますよね~。
やはり、
アルミフィンに、ヤニとホコリが付いていますね~。
エアコンのアルミフィンの役割は、室内の温度を吸って感知して適正な温度の風を送り出す役目の場所です。
汚れすぎていると温度調節も上手く作動しないし、適切な風量も出てこなくなる現象が起きるでしょう。
ですから、このエアコンのアルミフィンが汚れていると事は、この場所の汚れが着いた空気を
少なからず吸っている事になります。。
うぇ~、こんな空気すいたくなーい。
フィルターの汚れ具合を見ると、前の住人の汚れを引き継いでいないとみえます。
フィルターだけは、前の住人の退去清掃の時に清掃していると思われる汚れ具合ですが、
ヤニ汚れと言うものは、しっかりと洗剤で洗浄してあげないと、ホコリをまたよせつけます。
フィルターの汚れは掃除機で吸うだけとか、タオルなどでふき取るだけでは、目に見えないヤニ汚れは取れません。
しっかりとヤニ汚れを取る洗剤で洗浄してあげましょう。
弱アルカリ性洗剤でヤニ汚れは落ちます。
ヤニ汚れは手で触るとペタペタするので、ホコリを付着しやすくなります。
上の画像は、リモコンを感知する基盤ですがホコリが付いています。
やわらかいブラシや乾いたタオルなどでホコリを除去しましょう。
水で濡れたものでふき取るを、電気機器なので絶対にしないで下さい。
ホコリが電気器具の基盤に付着していると発火の原因になるので気をつけましょう。
先ほど分解したエアコンのカバーの裏側も汚れがひどい事に。
これから、小型の高圧洗浄機で噴霧するため、基盤のボックスに水がかからない様に養生します。
この辺りはエアコンの動作に関わるところのなので水で濡れない様に養生します。
濡れてしまうと故障の原因になります。
アルカリ洗剤を使用するので、しっかりと養生させて頂きます。
今回使用する洗剤はかなりの汚れの除去をします。
小型の高圧洗浄機を使用するので、天井素材の変色を防ぐために養生しました。
アルミフィンには、アルカリ性の強いシルバーNファーストという洗剤を使用しました。
シルバーNファーストを噴霧2・3分したところ段々とアルミフィンがキレイになってきました。
この後はアルミフィンの奥まで洗浄したいので、小型の高圧洗浄機を使用してその後は、
アルミフィンが錆びないように シルバーNファーストのリンス剤を吹きかけて中和させました。
吹き出し口の汚れもヒドイ事になってるね。
エアコンの吹き出し口もカビとヤニ汚れで汚い事になってます。
この吹き出し口を見て、今の住人からお掃除の依頼が来ました。
パナソニックCS-252CF内部の洗浄前と洗浄後
さ~て洗浄前と洗浄後の比較してみよう!
アルミフィンの色が全然違うよね!
銀色がきらりんと光って見える~!
カバー本来の白さになったよ。
吹き出し口がキレイになる事で何だか清々しい感じになるよね!
フィルターは簡単なので汚れていたら清掃しよう!
汚い空気を吸いたくないなら。
うわーっ!
こんなに黒い汚れが出てきたーっ!
今まで何十台ものエアコンを清掃してきたがトップクラスの汚れだね。
この後にアパートの住人様から、冷たいブラックコーヒー1本頂きましたが直ぐに飲めないよね~(汗)
まとめ
パナソニックCS-252CF のエアコン分解は凄い簡単です。
分解前には必ず試運転をして下さい。
分解そして洗浄、組み立てまでに掛かった時間は一時間半でした。
タバコを吸う人は1年に1回、もしくは2年に1回は業者を呼んでお掃除することをお勧めします。
フィルターだけでもマメにお掃除しましょう。
汚れ具合は、フィルターを外してアルミフィンを見てみましょう。
銀色のアルミフィンなら綺麗ですが、少し茶色になってたりホコリが付いていたらお掃除のサインです。
風が出てくる吹き出し口も見てみましょう。
そしてエアコンの汚い空気を吸うのはやめましょう。
きらりんからメッセージ
個人で分解して洗浄って結構大変です。
まず、小型の高圧洗浄機と洗浄した水を下に流す道具も必要になってくるね。
なので手っ取り早く業者を呼ぶのが一番。
お掃除機能付が付いていないエアコンなら
¥8000~12000ってところでお掃除してもらえると思います。
今回の パナソニックCS-252CF もお掃除機能付きではないです。
そしてきらりんが働いてる会社の今回の料金はキャンペーン価格で
¥9000だよ!
って事で、自分でお掃除するよりは業者を頼むのが良いです。
自分で道具を揃えたりしているとこのくらいなっちゃうものなのよね~。
しかし、自分は違うぞおおおおおって言う人は
想像力を働かしてやってみる事も、もきらりんは応援します。
何なりとコメントでお答えします。
それではきらりんと輝ける一日でありますように。
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