洗濯機の水が止まらない!
ある日のことです。
お客様から、
洗濯機の内部洗浄を依頼されました。
問題なく洗濯機の内部洗浄が終わり,
試運転をしたまま最後まで確認せずに、次の現場へ向かいました。
しっかり確認しないとお客様に迷惑がかかるよ!
確認は大事だよ。
やはり動作が終わるまで近くにいないと駄目ですね。
「洗濯機から水が溢れているらしいよ」と会社からきらりん宛に電話。
次の現場のお客様には事情を伝えて、先ほどの洗濯機を分解したお客様のところへ直ちへ急行。
洗濯機からかなりの水量が溢れて、床がビシャビシャ状態でした。
お客様には、何度も申し訳ございませんと頭をさげました。
誠に申し訳ございません。
何の原因でこうなったのか分からず、少ない水量の20リットル設定で動作してみる。
あれれ、20リットルより水が入っている。
最大水量たまっているよ~~~(汗)
水止まらないよ~~~(汗)
溢れそうだ~~~(汗)
脱水してもう一度試してみる。
あれれ、同じだ(汗)。
これは故障したか?
上部トップカバーを分解して開けてみる。
異常は無さそうだ。
原因が分からない時はググるしかない
googleで、お客様の洗濯機機種の「パナソニック NA-FS50H5 水が止まらない」とスマホで
検索してみた。
「水位センサーがはずれているか、傷もしくは故障」しているとの検索結果。
よーくトップカバー付近ののそれらしい物を物色してみた。
ジャジャーン!!!発見!!!
透明のホースがはずれているーーーーー!
穴があったから多分ここから外れたのは間違い無いと思い入れてみる。
穴があったら入れてみる。
そんなに簡単に直るのかよ?
うーん、こんなに簡単な事で直るのか?
でも起動してみる。
駄目だーーーー(汗)
20リットルより水がはいってくるーーー(泣)。
水量が止まらな===い(汗)
パナソニック カスタマーセンター連絡すると、
次の日にパナソニックの修理センターから洗濯機を直しに来てくれると言う事で助かった。
パナソニック修理窓口は、
フリーダイヤル
0120-878-554
【受付時間】月~土9:00~19:00
フリーダイヤルに接続できない場合:03-6633-6700(有料)
水位センサーの故障報告
さて、なにが起きたのかをここからは、
お客様とは違う製品なのですが似ている製品の画像を使って、
パナソニックの修理屋さんから聞いたことを説明致します。
他のメーカーさんの洗濯機も大体内部の構造は一緒なので参考にしてください。
上部フタを開けるとこんな感じの機種が多いです。
上の画像の、赤〇のところが水位センサーのホースなのですが、白いプラスチックのとこからからはずれていました。
これが、原因で洗濯機の水位の量が調節できなく
ちなみに青い四角で囲んだ部分は、脱水槽が暴れてこの棒状な物に触れると脱水層の揺れを制御する装置です。
折らないように注意!
赤〇と、青い四角の間にある黒いビニールテープは、電気系統が束ねられています。
これも上部フタを開けるときに注意しましょう。
パナソニックの洗濯機は大体の製品が、トップカバーを分解して開くときに水位センサーの長さがピッタリすぎて、
トップカバーが90度も開かないときがあります。
強引にトップカバーを開けることが原因で、水位センサーがはずれます。
水位センサーをはずれなようにトップカバーを開けたいときは、
洗濯機の裏側の鉄板をはずします。
上の画像の様に水位センサーが付いているのでホースの伸ばせる余裕をつくって、上部のトップカバーを開けやすくしましょう。
水位センサーが洗濯機の外側のカバーに付いてるときは、その部品をはずして余裕を作ってください。
水位センサーのホースを辿っていくと、
赤➡の部分が水位を感知する水位センサーです。
黒い➡を見るとしっかり水位センサーに繋がってる透明のホースが確認できます。
水位センサーは、洗濯機の水を入れる給水ホース付近にあります。
場合によってはトップカバーの複雑な所に水位センサーがあるので、
修理をする際は業者をすぐに頼んだ方がケースが良い場合もあります。
きらりんの事例は水位センサーの根本から透明のホースが外れました。
根本はクリップで留めてある物もあるし、ボンドで留めてあるのもあります。
今回はボンドです。
水位センサーのホースは脱水槽の下の方まで繋がっていて水位を感知します。
洗濯機の裏の鉄板をはずすと上の画像の様になってます。
脱水槽の本体を吊すワイヤーにくるくると巻き付いている物が多いです。
なので、ホースの途中で亀裂を生じていることも多々あるそうです。そうであればホース交換です。
今回はホースが取れただけなので、取り付けて終了。
のはずが、動作確認中でまたも水位センサーの誤作動で、
20リットルよりも多く水がたまった(汗)
なんでだ~~~
原因は水位センサーのホースの中で,ホコリなどがどこかに詰まったことが原因だろうと、ホース上部側(水位センサー取付部分)を口に咥え、ホコリのつまりを取るように吹きました。詰まりも少なからずあるそうです。
直ったーーー!
よっかたーーー!
これで直らなければ、水位センサー本体の故障だろうと言うことです。
まとめ
洗濯機分解をする時は、上部トップカバーを開ける際に透明のホースの水位センサーに注意しながら開ける事。
トップカバーが開けにくい時は、水位センサーのホースや操作盤がトップカバーに繋がっていてアソビがない事が原因です。
それには洗濯機の裏側の鉄板部分を開けてあげて、ホースの伸びるを余裕をつくってあげて下さい。
伸ばせる余裕をつくってあげてから、トップカバーを開けやすくすることが大事です。
このひと手間をかけないと大変な事になります。
以上、洗濯機の水が止まらない!水位センサーの事故報告でした。
きらりんからのメッセージ
この投稿を今、読んでいるということは、清掃業者で洗濯機の解体内部洗浄の初心者の方か、清掃業者に頼まなくても分解して清掃をしたい方だと思われます。
洗濯機のトップカバーを開ける時は、ゆっくりと開けて下さい。
作業スペースが無いと思って、強引にトップカバーを開けることはやめましょう。
強引にトップカバーを開けて水位センサーのホースがはずれてしまい、余計な時間を使うくらいなら横着をせず、洗濯機の裏の鉄板をはずして、ホースや電気系統のコードに余裕を持たせて作業のしやすい環境をつくることがおススメです。
水位センサーのホースがはずれてしまい、自分で直せないのであれば、修理センターに電話して、その業者さんが来るまで
お客様はその日から洗濯をできません。
パナソニック修理窓口は、
フリーダイヤル
0120-878-554
【受付時間】月~土9:00~19:00
フリーダイヤルに接続できない場合:03-6633-6700(有料)
洗濯機のトップカバーを開ける際は、細心の注意に気を配ってください。
では、皆様きらりんと輝ける一日をお過ごし下さい。
コメント