洗濯機「白い約束」NW-7SYを分解、洗浄して分かった3つの事

洗濯機を分解して洗浄なんて、世間一般の人がそんなことをするとは思いません。

この記事を読んでいる人は結構マニアックなお掃除好きな人でしょう。

もしくは、清掃業さんじゃないでしょうか。

そうなんです。

あの日立製品の「白い約束」はパルセーターもしくは撹拌機と言われる
パーツが外せなくて有名な製品です。
このパーツが外せないと脱水層を取り外す事が出来なくてお掃除も出来ないのです。

きらりん

きらりん、たまたまかもしれないけどパルセーター分解できたよ!

洗濯機の中のお掃除をしたいけど、どうしていいか分からない。
どんな道具がいるのか。

洗濯機を分解をして洗浄した結果、
3つの事が分かりました。

  1. 道具を揃えるのだったら業者さんを呼んだ方が安い
  2. 分解するリスクがあり過ぎる
  3. 時間がかかる

この3つの事を考えると、お掃除の業者さんを呼んだ方が良いです。

それでも、自分自身で「白い約束」NW-7SYを分解し洗浄したい方は
この続きをどうぞ。

洗濯機の分解は自己責任です。
きらりんのサイトでは、一切責任をもちません。

目次

トップカバーの分解

洗濯機を分解する前には必ず試運転をして下さい。
洗濯機の説明書の備え付け後の試運転をおススメします。

試運転

  1. 電源を入れ「洗濯」ボタンを押し、「標準」コースを選ぶ。
  2. 洗い「3分」、脱水「1分」を選び、「スタート/一時停止」ボタンを押す。
  3. 約30秒後に水量が表示されたら、約90秒後に水栓をゆっくりと開き、動作を確認する。

試運転で異常な動きが無ければ分解していきましょう。

後方ネジ位置

後方部分の赤○部分のネジをはずします。

前方部分のネジ位置はシール状なもので隠していますので、マイナスドライバーなどで剥いでから
ネジを外しましょう。

トップカバー分解後

ネジを外したらこんな感じで荷積みベルトで脱水層を取り外しやすくします。
その際に注意点が3つあります。

まず1つ目は、赤○部分のプラスチック部分です。
これは脱水層が大幅に揺れた時にこの部分に触れたら制御する装置なので折らない事。

2つ目は、

水位センサー

水位センサーに繋がってるホースです。
このホースは洗濯機の水量調節する大事なホースです。

このホースが水位センサーから抜けてしまうと、
水量調節が出来なくなり洗濯機から水がドンドン溢れでてきますので要注意です。

水位センサーのホースが抜けてる確認の方法は、
ゆ~っくり力弱くひっぱって下さい。

きらりん

するする~っと先端が出てきたらアウトー!

3つ目は、

配線

配線のコードです。

トップカバーを開ける際にこれが切れたり、抜けたりしてしまうと
洗濯機操作ができなくなります。

この3つの注意点を守って下さい。

「白い約束」NW-7SYに関しては
水位センサーのホースと配線のコードにアソビがあってトップカバーが開けやすかったです。

脱水層の分解

パルセーターを取り外す

脱水層カバー

脱水層カバーはツメでとまっています。
何箇所かでとまっているので、すべてツメを外して取り外しましょう。

パルセーターと言われる攪拌機は真ん中のネジを外します。

ネジを外して手で持ち上げても大抵外れません。

ですから、

ネジ

この様なネジを2つとワイヤーを用意します。

ネジとワイヤー

こんな感じで引っ張ってみましょう。

きらりん

あれれ、外れないぞっ!

違う手を使ってみましょう。

ホームセンターで買ってきたステーです。
それを折り曲げたものです。

これを、

ステーで外す

パルセーターの脇に入れて持ち上げてみましょう。

きらりん

はずれたーっ!

日立の洗濯機「白い約束」のシリーズはパルセータが外れない事が有名です。
正に業者さん泣かせの洗濯機なのです。

ですが、今回はステーのチカラを借りて外せました。

パルセーター取り外し

パルセーター取り外せたら、脱水層から少し強引に引っ張ってあげれば取り外せます。

画像の様にプラスチックのやわらかい部分を脱水層のカバーに当てると外れやすいです。

脱水層を取り外す

フランジナットまわし

パルセーターを取り外すと38mmのナットがあるので、
フランジナット回しという製品で簡単に外してしまいましょう。

このフランジナット回しで外れなかった洗濯機は未だにありません。
簡単にナットを回してくれます。

ギヤプーラー

ナットを外して、手で脱水層を持ちあげても外せません。
ギヤプーラーを使って持ち上げましょう。

ギヤプーラーにはインパクトレンチを使うと簡単に分解できます。

脱水層取り外し後

脱水層を取り外した後はこんな感じです。
水垢と洗濯洗剤の残りカスですね。

この脱水層の受け側にカビ取り剤をスプレーで噴霧して放っておけばキレイになります。

脱水層のパーツを分解

バランサー

この部分のバランサーと言われる部分を分解します。

バランサー分解

バランサーとステンレス層を分解するには、マイナスドライバーでこじ開けていきます。

この時に大事な事は、バランサーを傷つけない事です。
バランサーの中は食塩水が入っており、これで脱水層のバランスや揺れを保持しています。

穴を開けない様にマイナスドライバーでこじ開けて下さい。

きらりん

細心の注意が必要だね!

パーツ

バランサーを分解すると部分のパーツ糸くずフィルターを分解できます。
このパーツの裏の汚れはヒドイ事になっている事が多いです。

糸くずフィルター

糸くずフィルターヤバい事になっている事が多いです。

きらりん人

こんな洗濯機で衣服を洗っていると思うとゾッとするね!

脱水層パーツ

これで脱水層に付いていたパーツを分解できました。

洗浄前と洗浄後

カビクリーナー

カビクリーナーという製品を使って洗浄していきます。

この製品でなくても、次亜塩素酸の塩素系の物であれば洗濯機の汚れは落ちます。

洗濯機本体側洗浄前
洗濯機本体側洗浄後

洗濯機本体側はカビクリーナーをスプレーして放置しただけでこのキレイさです。

小型の高圧洗浄
洗浄中

小型の高圧洗浄機を使うと時短になり簡単に汚れを落とせます。

ですが、

一般のご家庭には、こんなものあるはずがありません。
なのでカビクリーナーをスプレーしてブラッシングするだけでも良いです。

洗浄前1
洗浄後1
洗浄前2
洗浄後2
洗浄前3
洗浄後3
洗浄前4
洗浄後4
洗浄前5
洗浄後5

ご覧の通りパーツがすっごくキレイになってますよね。

いつもお客様に喜んで頂いてます。

そしてお客様は必ずこう言うのです。

「こんなので毎日服を洗ってたんだ」と。

きらりん

小型の高圧洗浄機が無くても、カビクリーナーとブラシがあればキレイになるよ。

まとめ

日立製品の「白い約束」NW-7SYの洗濯機はパルセーターもしくは撹拌機と言われるパーツが外せなくて有名な製品です。
業者さん泣かせの洗濯機です。

洗濯機を分解して分かった3つの事は、

  1. 道具を揃えるのだったら業者さんを呼んだ方が安い
  2. 分解するリスクがあり過ぎる
  3. 時間がかかる

1.の項目の道具を揃えるのだったら業者さんを呼んだ方が安いに関しては、
洗濯機の分解はどのメーカーさんも道具を揃える事から始まります
道具をそろえる費用としては、3万円くらいになります。

業者さんに頼むのと、12000円~16000円程度は無いでしょうか。
やはり自分自身ではお金が掛かります。

2.の項目の分解するリスクがあり過ぎるでは、水位センサーのホースが外れると洗濯機の水位調節が出来なくなり、
洗濯機から水が溢れだす原因になります。

配線コードが断線すると、洗濯機の操作が一切出来なくなります。

故障の原因に繋がる事が多数あるので、洗濯機の分解にはリスクと言う危険が必ず付いてきます。

3.の項目の時間が掛るは、素人さんが洗濯機の分解から洗浄をしたら1日掛かります。
お掃除業者さんなら4時間くらいで終ります。

まとめると、
素人さんが分解して洗浄をするのであれば、

お金がかかる

リスクがある

時間がかかる

この3つです。

素人さんが分解して洗浄は結構たいへんですから、業者さんを呼びましょう。

きらりんからメッセージ

洗濯機の分解は慣れると簡単です。

注意点さえ守って分解すれば良いだけです。

道具を揃えて洗濯機の分解の数をこなしてしまえば、仕事に結びつく事でしょう。

必ず、お客様が喜んでくれます。

何十件も洗濯機のお掃除してきた、きらりんが断言します。

洗濯機のお掃除は、洋服やバスタオルに清潔感を生み出します。
目に見えない汚れは大敵です。

それでは、皆様きらりんと輝ける1日でありますように。

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この記事を書いた人

人生うまく行かず職を転々とかえていました。40歳の時に清掃会社に勤めてから人生が一気に好転!お掃除は人を変える力があると知る。目標の叶え方、人間関係をこの清掃会社で多くを学ぶ。
ビルクリーニング技能士1級取得。

お掃除を通じて、段取る力と人間というものを物凄く学びました。

現在も仕事をしながら、お掃除の勉強と人間関係について人生経験値を貯めています。

趣味でダンスをたしなむ一方、元気なキッズ達に息を切らしながら先生をしている、新潟出身の48歳のイケてる(自分で言うな)オッサンです!

皆様がきらりんと輝いて一日を過ごせる情報を、お掃除を通じてドンドンと発信していきます。

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